- トルコライス
- 長崎の洋食・軽食屋ならば当然のようにおいてあるメニュー。
基本構成はピラフとカツとデミグラスソースとナポリタンスパゲティ。バリエーションはいくつかあるらしい。
- ぶたまん
- 桃多呂という思案橋の方にあるお持ち帰り専門店がある。
直径5cm位の小さいサイズ。一人前10個500円。ぺろりといける。
- ちゃんぽん
- 言わずと知れた長崎の名物。
長崎の人にとって中華料理店はすべて『ちゃんぽん屋』である
- 皿うどん
- これもまた長崎の名物。長崎ではソースをかけて食べるのが普通である。
出前で頼むと、どこの店でも何故かリポDの瓶にソースを入れて持ってくる。
んでもって、そのソースは「金蝶ソース」に決まっているらしい。
- カステラ
- どーも、福砂屋の以外はカステラとは認められないらしい…。
- ソフトクリーム
- 諫早市の外れの国道207号沿いの、とある小さな店で売っている。
350円。ソフトクリームとしては高いが、味が濃くて美味しい。
(2000.5.18追記) 新大工町あたりの電車通り沿いに支店が出来た。
- 刺身
- 関東で刺身といえば、まず鮪(まぐろ)。金沢だったら、鰆(さわら)。
長崎だとこれが「はまち」になるのだ。
- 烏賊の活き造り
- 烏賊(いか)といえば呼子というのが一般的らしいが、長崎でも食べられる。
吸盤の吸い付く感じがたまらない。
- 原爆資料館
- 行ってみて損はない。
1996年頃、建替えてきれいになった。
- 片足鳥居(山王神社二の鳥居)
- 原爆によって壊れた鳥居。その名の通り、片足で今でも立っている。
残りの部分がそこら辺に無造作に転がしてある。
(2000.5.18追記) と思ってたら、整理整頓された。ちょっと残念。
(2001.3.24追記) 山王神社二の鳥居というのが正式名称だそうな。
- 夜景
- $1,050,000(税込)の夜景といえば稲佐山から見る夜景。しかし、反対側の唐八景などから見るのもまた良い。
おススめは精霊流し間近に見に行く事。夜火矢(ロケット花火)がそこら中で飛んでいて、ダイナミック。
(追記) 鍋冠山の夜景もよいらしいです。かつて、陣内孝則が携帯電話のCMをしていたところ。
(2001.3.24改訂) $10,000,000(税抜)だそうです。因みに日本三大夜景の一つ。
- サバクサラカシ岩
- 長崎から一路北へ。長崎のベッドタウンである西彼時津町の井手園で、ふと左の山の上を見る。
「なんだあれは!」今にも落ちてきそうな岩がそこにあるのである。
その昔、鯖売りの商人が落ちるのを待ってから行こうと思ったら鯖が腐ってしまったそうな。
鯖は腐りやすいのでなるだけ早く通りましょう。
- 出島
- 江戸時代、鎖国中の日本で唯一外国との交流があった場所。
私のイメージの中で出島って言ったら、「ほら、昔あそこに出島があってね。」と海を指差すもんだと思っていたのだった。恥ずかしながら。
日本の国土が広がっているとは聞いていたけれど、よもや出島まで埋め立てられていたとは…。
しかも、現在「出島復元計画」なるものが進行中である。まさか、周りをまた海に戻す…わけないか。
(2000.5.18追記) 出島復元、完了してます。みょーに小奇麗な洋館が資料館として2つ3つ立ち並び、ミニミニミニミニテーマパークの如く見えます。でもやっぱりミニミニミニミニ…
- 軍艦島(端島)
- 長崎から一路南へ。長崎半島の先端・野母崎に向かう途中、海に浮かんでいる島。
以前は炭坑の島であったらしいその島は、まるで人工物のように見える。
戦時中に戦艦と間違えた船が、島に向かって魚雷を発射したらしい。
現在は許可がないと上陸できないらしい。
- 黄色の矢印信号
- "注意しながら進む"などと思った人は車で長崎に来ては行けない。
路面電車用の信号なのである。時々間違えている車がいるが、案の定県外ナンバーである。
- 道路の王様
- 例えば、電車通りで右折しようとしたとする。対向車がいるのでなかなか進めない。軌道内で待っていたら電車がやって来た!
電車がおとなしく待ってくれると思ったら、大大大間違い。『どかんか!』とばかりにクラクションが鳴る。音が大きくて、かなりビビる。
「仕方なかやっか〜」と思いはするんだけど、軌道は電車のものだから電車が最優先なんだそうだ。
- 全ての道は…
- 「地図で行けばこっちの方だから、適当に行けばいいや。」なんて、知らない道に入って行くととんでもない目に遭うことが、よくある。
唐突に道が狭くなる。あれれれれと思う間もなく行き止まり、なんてことは住宅地に多い。
唐突に道が狭くなる。あれれれれと思ってると向こうからバスがやってくる。普通車2台がすれ違うのがやっとなのに、バス通りになっている道が長崎にはやたらとある。
軽自動車が多い筈だ。
- 駐車場
- 観光地だけあって、駐車場は多い。しかも、駐車場の混雑具合の掲示が要所要所にあるので、親切といえば親切。相場は市街地の駐車場で30分\140〜\150位。
しかし、長崎は道も狭いが駐車場も狭い。市街地の立体駐車場に入って、入る時と出る時の通路が別のところは殆どない。しかも、狭いから軽自動車用のスペースが結構ある。
通路は狭い、周りは駐車中の車の頭がすこし出ていたりして、結構すれ違うのに苦労している人を見掛ける。
- オランダ坂
- 東長崎中出身の旦那(31)に言わせると、「石碑が建つまであれがオランダ坂とは知らなかった」のだそうだ。ま、何てことないといえば何てことない、情緒があるといえばそうも言える場所である。
この坂の側には、一般常識からすると信じられない位高価な珈琲を出す店があるという。果たしてそれだけの価値がある珈琲かどうかは飲んでないから知らない。
- 整備不良車
- 初めに言っておくと、特に統計を取った訳ではない。単に印象なのだけど、長崎ではいわゆる片目、片方のライトやらブレーキランプが切れている車によく出会う。
整備不良で減点対象らしいのだけれど。なんででしょ?謎。
- 原チャリ
- 長崎には原付自転車が多い。どの位多いかというと、ナンバーが5桁になる位多い。自転車置き場はないけどバイク置き場はある位多い。
ただでさえ狭い道に、路肩を原付が走るので気になることこの上ない。しかも、平気で車の右側を走る。
二段階右折なんて見た事ないぞ。
- 蒲鉾
- 一般にいうところの「薩摩揚げ」が「すり身揚げ」または「揚げ蒲鉾」。
式見は長崎の西にある漁港のまち。蒲鉾をつくる工場が何軒もあって、揚げたてを一個100円位で売っている。
- ちくわ
- 長崎でちくわが名物というわけではないけれど、橘湾にある牧島には大きな竹輪を作る所がある。
どの位大きいかというと、穴に普通の竹輪が入りそうなくらい大きい。味も結構おいしい。
- 夕月のカレー
- ルーが赤い。とにかく赤い。でも、辛くない。
- 昔ながらの長崎の町
- 長崎の中心部は、古くからの町にはありがちだけれど、町割が非常に細かい。
例えば、約600m四方に浜町・万屋町・古川町・諏訪町・賑町・築町・万才町・興善町・栄町・魚の町、とこれだけの町が存在する。
新参者はなかなか、町の名前と位置を把握しきれないのであった。
- 今どきの長崎の町
- 「ダイヤランド」「エミネント葉山」――これがれっきとした町の名前なのである。決してマンションの名前ではない。ついでに、ハウステンボスの所在地は「ハウステンボス町」だ。
気にしないというか、こだわらないというか、ここいらが「ちゃんぽん文化」なのでしょうかね。
- 雪 〜長崎にも雪は降る〜
- 九州って雪は降らないものだと思ってた。福岡は日本海側だから降ったりもするのかもしれないけど、長崎は東シナ海に向かってるんじゃなかったっけ。殆ど亜熱帯でしょ。
ところがどっこい、降る。一瞬だけど、とりあえず積もる。
5cmなんて、雪国の人にしてみれば積もったうちにも入らないんだけど、長崎では大騒ぎ。道は大渋滞、おまけに通行止め。
こういう処はやっぱり南国なのかしら。それとも坂が多いから?
→冬の学校
(2001.3.24追記) 2001.1.15に34年ぶりの大雪が降りました。積雪17cm。交通が麻痺状態になったのは言うまでもない。
- 大村の道
- 長崎市から国道34号を空港に向かうと大村市役所の前を通る。
その辺りは大村公園・JUSCO・大村ボートと施設が集まっていて、片側2車線の道路となる。
そこが、狭い。道が狭いと言うよりは、車線の間隔が狭い。幅の広いトレーラーは下手をすると車線を踏んでいる。車幅感覚に自信のない人は追い越しもままならないのだ。
因みにその道は大村ボートが開催されるとどうしようもない程に混むのでも有名である。
(追記) 以前は一車線だったのをそのままの広さで二車線に変えたらしい。(情報提供:木村美保さん)
- ランタンフェスティバル
- 新地中華街でやってた春節祭(中国の旧正月の祝い)を拡大したものらしい。
期間中は繁華街中提灯だらけである。ランタン風に飾り付けた花電車も走っている(乗れない)。
まぁ、商店街のお祭りって感じである。
- くんち
- 祭りについてはまた後で。
あずきご飯(おこわではない)とどじょう汁煮しめ、ざくろなますがよく作られるらしい。(情報提供:木村美保氏)
- 正月
- 雑煮はアゴ(とびうお)でとった出汁を使った澄まし汁に、丸餅、白菜・鶏肉・椎茸・人参・大根等の具が入る。
(長崎一般なのかは不明)
- 節分
- 『カナガシラ』という魚を食べる。
- 酒
- 長崎も九州にある以上、当然のことながら、焼酎文化圏である。残念ながら焼酎についてはあまり飲まないので「○○が旨い!」とは言えない。
日本酒については、「六十餘洲」ぐらいなのかな、と思ったら結構他にもあるらしい。
最近の地ビール流行にのっかって長崎でも、島原に「がまだすビール」佐世保に「サセボ地ビール」ってのがある。
いずれにしても長崎市内では酒造りは熱心ではないらしい。
(1998.8.24追記) 97年7月より長崎にも地ビールが誕生!
→港長崎麦酒館
- キリスト教
- 簡単に想像がつくのだが、長崎にはキリスト教信者が多い。キリスト教関連施設が多い。
聖母の騎士幼稚園・めぐみの聖母保育園・聖フランシスコ病院etc.etc.…。
そういう訳で、クリスチャンも多い。この間知り合いに「やっぱり、仏壇の中にマリア様が飾ってあるの?」と素朴な疑問をぶつけたら、そんな事はないと言下に否定されてしまった。
- くだもの
- 長崎は果物も結構作っているのである。長与のみかん、茂木のビワなんかが全国的にも有名である。
で人知れず、流通しているのが「果物入りゼリー」なのかもしれない。
東京のスーパーで何気無しに手にした物が長崎産だった時には思わず頬擦りしたくなったものでした。
「たらったたらみのこんにゃくゼリひー」も長崎ですしね。
- 思案橋
- 長崎の一大歓楽街・思案橋。そこは一歩入ると飲み屋の迷宮となる。
細いぐねぐねした道の両側には小さな飲み屋がぎっしり。
決して方向音痴ではないつもりなのだが、ここに来るといつも訳が分からなくなるのだった。
- 精霊流し
- まず、灯篭流しと混同してはいけない。
浴衣を着た女性が川を流れるレコード載せた小さな舟の後をしづしづと歩いていく…なんて情景を思い浮かべた人はちっがーうのだ。
船の形の山車を造って町中を練り歩くのである。
人々は爆竹を鳴らしまくるのである。
処かまわず鳴らしまくるのである。箱単位で手に持ったまま鳴らしまくるのである。
船を出す家や町内はこの日の為に爆竹をダンボール単位で買うのである。(某町では十万円単位で買うという。そして約2Kmの間に全てを消費するのだ。)
その夜、長崎の街は爆竹の音と光と煙に覆い尽くされ、道路には爆竹の残骸が雪のように積もるのである。
火傷や車を焦がされたくないやつは当日長崎に来るのは避けた方が賢明であろう。
何はともあれ長崎の夏はこの日がピークなのだ。
(情報提供 : 佐藤さん)
『爆竹が鳴り響きとても騒々しいものではありますが、精霊船は本来
一週間ほどをかけて作り、みんなで送っていくものです。
それがあっと言う間に壊されて流されてしまう。寂しくて悲しいお祭りです。
私も自分が精霊船を流すまでは、本当に騒々しいなと思うだけでしたが、
実際は違っていました。』
- 水源池
- 長崎の街から周辺部へと向かうと、池がいくつかある。
これは、長崎の水をまかなう為に作られた人工の池で、水源池と呼ばれる。
人々はこれを見て水が少なくなってくると、水の節約に努めるらしい。(?)
(追記) 本河内高部水源地が日本一古いらしい。(情報提供:山口ましゃー氏)
- タクシー
- 長崎には原付も多いが、タクシーも多い。
夜更けに市街地の方に行くと、多い時には数キロに及ぶタクシーの列を見る事ができる。通称「ちょうちん行列」。
人通りもなくなった街でタクシーの運ちゃんは客にありつけるのだろうか…。
- 雛祭り
- (1)『桃カステラ』を食べる。
(2)長崎では桃の節句のときにはタニシを食べていました。15年程前には、節句の前に店に並んでいたものでしたが、今では
なくなってきたみたいですね。(情報提供:木村美保さん)
- 端午の節句
- 端午の節句といえばいうまでもなく鯉のぼり。鯉のぼりってのも結構、地方色豊かなものである。
長崎の鯉のぼりはそれ自体は割と普通に見える。
鯉のぼりのポールに竹を十字になるよう下げて、そこに鯉のぼりが下がってるってのが長崎のフツーのスタイル。
(情報提供 : 田中 浩子さん)
『端午の節句に食べるちまきといえばあのガーゼに包まれて糸で切って食べるあのちまきなのですが、あれは長崎しかありません。
たぶん「とうあくちまき」というのがほんとの名前だと思うけど。』
「ガーゼに包まれて糸で切って食べるあのちまき」…。今度食べてみよう。
- 長崎駅
- 県庁所在地にある大きな駅のくせに汽車の時間が来ないと改札が開かない。
(2001.8.5追記) 駅が新しくなりました。昔の三角屋根はもうありません。取って代わってかもめ広場、アミュプラザ、JR九州ホテル、となかなかにぎわってます。
- 『ながさきのおさかな』バス
-
長崎の電車・バスの広告はなかなか大胆である。バスのアイデンティティが無くなりそうなものが多い。『桃太郎電鉄』電車というのもあるけれど、一番といえば多分、県営バスのこれ。
一面、窓もお構いなく魚のペイントがされている。
なかなか、正気の沙汰でない、と思う。
関東地方でいえば、京浜急行の、派手な快速特急に類似する。
「眼鏡橋バス」ってのもあるらしい。私はまだ出会ってない。
(2001.3.24追記) ここ1年ほど(?)見てません。なくなったんでしょうかね。
- 一口餃子
- その名の通り小振りの餃子が一人前十数個くらい(?)皿にのってやってくる。
- 盆
- 墓参りに行くと、墓で爆竹を鳴らしたり夜火矢を飛ばしたりする。
墓参りって、もうちょっと辛気臭いものじゃなかったっけ?
- 本社前?
- 長崎バスには「本社前」行きというバスがある。
「どこのだよ!」。初めてそのバスを見た時、私は心の中でそう突っ込んだのであった。
いまだに「本社」がどこにあるのか、知らない。
(1997.2.1)
(追記) 湊公園の近く、新地町近くのダイエーの1階が長崎バスのターミナルになってて、そのバス停が「本社前」だそうな。「新地ターミナル」ともいわれるらしい。
(追記) ちなみに、「団地内」というバス停もある。長崎市内北部の「滑石団地」のことらしい。「団地内」発「市役所前」経由「本社前」行きバス――…固有名詞が無さすぎやしないか?!
(2001.10.19訂正) 『「団地内」というバス停』、『「団地内」発「市役所前」経由「本社前」行きバス』はないというご指摘を受けました。謹んで訂正致します。
- まんじゅう
- カステラが有名な長崎であるが、実はまんじゅう屋も多い。やたらめったらある、と言っていい。
例えば、長崎市街から国道34号で東長崎方面に行くと日見トンネルを抜けた辺りから、「トンネル饅頭」「日見峠饅頭」「切通饅頭」「矢上饅頭」「普賢饅頭」「久山まんじゅう」ってな具合に次から次へとまんじゅう屋があるのだ。
不勉強で知らなかったが「長崎街道まんじゅう歌」というものもあるらしい。
「♪まちーでまんじゅう買うて、日見で火もろうて、矢上で焼いて、古賀でこんがらかして、久山でうち食うたあ」
(2000.5.18追記) 「トンネル饅頭」は無くなってしまいました。「日見峠饅頭」はクレープ始めました。…時代は変わっていくのである。
- 三菱の街
- 長崎で、大企業、といえばそれは「三菱」である。(長崎では「みつぶし」と発音する。)三菱重工造船所・三菱電機及びその関連会社…長崎の経済は三菱で持っているといっても過言ではない(?????)。
それはさておき、こんなにギャランが走っている街はそうそうあるまい。
ちなみに「今どきの長崎の街」のダイヤランドのダイヤも三菱のダイヤである。
- 港長崎長崎館
- 1997年の夏にオープンした長崎の地ビール館。
長崎港の近くの日通倉庫を改装している。並んだ他の倉庫と見比べると使用前・使用後が歴然である。味についてはまぁ好みもあろう。
それにしても、なんで日本酒がおいてあるのだろう。しかも、「天狗舞」(石川の酒)。解せぬ。
- 桃カステラ
- 雛祭りのお菓子だそうである。桃の形をしたカステラで、上に砂糖のコーティングがされている。
個人的には砂糖部分が妙に甘くて好きではないのだが、「その砂糖とカステラを同時に食べるのがおいしかとよ!」と強く主張する人もいる。
(追記) 実は桃カステラの台の部分はカステラではないらしい。
- 眼鏡橋
- ここに来たら、取り敢えず二つくらい隣の橋まで行ってみる。そしてそこから眼鏡橋を見たなら、きっと眼鏡橋の下を通らずに水が流れる水路があるのに気付くに違いない。
眼鏡橋は一度水害によって壊れてしまっている。それで二度とこのようなことがないように、ということで作られたのがこの水路なのである。
眼鏡橋さえ無事ならば他の橋はどうでもよい、という気持が如実に表れていて面白い。
(1997.2.26)
- マツハヤ
- どこの街・地方にも地元の大企業ってのがあるもんである。そこでは非常にメジャーなのに、そこ以外では全然無名なチェーン店。
長崎ではそれがマツハヤグループであろう。ガソリンスタンド・コンビニ・パソコン・本・回転寿司・CD・ビデオ、そういえばドトールもそうだっけ。
余所から来た人はマツハヤという名前の店が多いのに驚くし、ずっとここで育った人は余所へ行くとマツハヤがないのに驚くんだろうなぁ。
(1997.5.4)
- 諏訪神社
- 長崎ってのは建物は密集してるし道は狭いし入り組んでるし、見るからに土地が足りなさそうな街である。
諏訪神社に行ってみると、鳥居は両脇のビルに圧迫されていて、決して格式有りそうには見えない。
ところがどっこい、中に入るとやたらと広い。ミニ動物園まであるのだ。
余談だが、諏訪神社の階段が妙に痛みが激しいのはくんちで船がここを下る所為に違いない、と私は思っているのだが違うかなあ。
(1997.5.11)
- グラバー園
- 修学旅行で長崎に来てここに来たことがない人はおそらくいまい。
入口への道には日本津々浦々あらゆる観光地にあるような店が建ち並び、観光シーズンには団体客で溢れかえる。
昔から長崎にあった洋館を移築してある公園なのだが、ここから見る港の風景はなかなかのものである。
個人的には公園の中に唐突に存在する一般民家の住民の暮しが気になるところである。
(1997.5.25)
(1998.8.2追記) グラバー園は夏の間、夜間営業もしている。なかなか綺麗という話である。
- 茹でピー
- これは長崎市ではなく、大村の食べ物らしい。
要するに落花生を殻ごと茹でたもの。そう聞くと「え゛何ぢゃそりゃ」という感じなのだが、これが結構いける。
まー茹で豆と言ってしまえば、それまで。
(1997.6.1)
- 長崎電気軌道
- 長崎といえば路面電車。それを経営している会社が長崎電気軌道である。
ここはエライ!消費税が導入した時も、更に5%にアップした時にも値上げをしていないのだ。
どこまで乗っても100円。乗り換えしても乗り換え券をくれるから100円。
ありがたいことである。
(1997.6.15)
- 日の沈む処
- 知っての通り、長崎は日本の西の果てである。
従って日の出日の入りが遅い。
夏など、子供が暗くなるまで遊んでいると8時をかるく過ぎてしまうのだ。
だけど、店々はやっぱり7時半くらいで閉まってしまうのだ。まだ明るいのに。
(1997.6.15)
- じゃがいも
- あまり知られていないが、長崎は日本で2番のじゃがいもの産地なのである。
初めて聞いた時には驚いたものだった。じゃがいもって寒い処で取れるもんだと思っていたので。
長崎市から島原へ向かう国道沿いに広がる一面のじゃがいも畑の風景はなかなかよいものである。
(1997.6.15)
- 標語
「慣れるより 計る心が 信用度!」(中元期適正計量強化月間 '97.7.1〜7.31)
……「世の中にはいろんな月間があるのである。
市役所というのは実にいろんな処に気を使わなければいけないところであるらしい。
(1997.7.6)
「斜面の街が便利になるみちづくり」(蛍茶屋近くの工事現場に立っていた看板より。)
詳しくは見てないけど、"斜面の街"って処が長崎らしい。でもこれって、ただの坂道なんじゃあ…。
ところで、斜面の街の良い処は日当たりが良いことだろう。墓場が住宅地の合間に堂々とあったりして日当たりもよく、妙に明るいのだ。
(1997.9.6)
「行かんば好かん。」('98.2.22 長崎県知事選挙)
TV CMでは、女の子が「あの人っていい人なんだけどねぇ、なんで行かんとかなぁ」ってな感じで話してます。
「選挙行かない人なんてキライよっ」という処でしょうか。見るからにターゲットは若い男性。
長崎県では若い男性の投票率がそんなに悪いのでしょうか?
(1998.2.21)
「STOP! THE 天神」
夢彩都、出島ワーフ、駅ビル「アミュプラザ」…商業施設建設ラッシュの長崎であるが、その合言葉がこれだそうな。
「STOP! THE浜町」で終わらないことを祈るばかりである。
(2000.5.18)
註:浜町は長崎の今の所一番の繁華街のことである。
- ビール電車
- 夏の風物・ビール電車
会社帰りのおやじが窓に向かってビール飲んで談笑してるのが、そのまま走っていくのである。これはいけない。
ましてやこっちがバスに乗っていて、もろに目が合いそうな時には…。
もっとも、一度乗ってみたくて仕方がないのである。でも、「おいは便所の近かけん、駄目」と言われ、まだ達成していない。
(1997.8.2)
- 長崎水族館
- かつては東洋一の規模を誇ったこともあるらしい。
ムツゴロウ・シオマネキを至近距離で見ることも出来るし、テッポウウオの餌を取るところも見られる。ラッコの親子もいる。ペンギンだってうじゃうじゃいる。
如何せん、古いのである。入った時のボロっち…もとい、古びた感じは否めない。
ここにあるジェットコースターは今にも止まりそうで、怖かった。と経験者は語る。
(1997.8.4)
(1998.5.15追記) この水族館を経営する長崎観光開発が解散することにより、水族館は1998年3月31日をもって廃館になりました。
ラッコは福岡にもらわれていったみたいです。ペンギンはこのまま新しく水族館ができるのを待っています。
ちなみに長崎観光開発は稲佐山のロープウェイも経営しているのだ。
→ペンギン水族館
- ガソリンの値段
- 長崎のガソリンは高い。
一昔前は高速道路でいれた方が安かった位だそうだから、尋常でない。
さすがに今はそこまで高くはないものの、それでも福岡当たりと比べると確実に10円は高い。でもって、市街地では更に10円あがると言う具合である。
(1997.8.14)
- 困った運転
- 一日ドライブに出掛ければ少なくとも一台くらいは傍迷惑な運転が見られるものだ。全国的にはそういうのは「おばちゃん」と相場が決まっている。
ところが、長崎では何故かそれに「佐賀ナンバー」というカテゴリーが付け加わるのであった。
(1997.8.14)
- 私が気になるお店
-
- 枕屋
- 諏訪神社前のとおりに、「田中マクラ店」という店がある。
小さな店の店内には枕しか置いてないようだ。といって、専門店ていう雰囲気でもない。枕だけ買いに来る客なんてそんなにいるのかなーと、前を通るたびに気にかかるのだった。
(1997.8.24)
- 肉屋
- 見るからに古い肉屋がある。木造の建物、看板は右から書いてある。そこだけ時代が違う。
例えば、駄菓子屋だったら気にならないんだけど、肉屋というのがなんか気にかかる。
(1997.8.24)
- デンタルクリニック
- 「伊藤デンタルクリニック」。いくら私が英語に弱いと言っても、デンタルクリニックが歯医者である事くらいは知っている。
デンタルクリニックに内科や外科や、ましてや皮膚科があってよいものだろうか。でも、ここにはあるのだ。
(1998.2.7)
- 女の都
- これを読める人は、なかなか長崎人度が高いのである。
千葉在住 山口文さん曰く、
『「女の都団地入り口」行きのバスを見たときはのけぞるくらい驚きました。
「おんなのみやこ?」。私の頭の中では男子禁制のあやしげな団地の妄想がうかんでいたのでした。』
答えは「めのと」でした。
(1997.9.6)
- 鼈甲べっこう
- 長崎名物・鼈甲。ご存知の通り、これは玳瑁(タイマイ)というカメの甲羅を加工して作るのだ。
ワシントン条約により原料のタイマイの輸入が禁止された今、この伝統工芸も衰退の一途を辿ってしまうのであろうか。
(1997.9.21)
- 龍馬通り
- 寺町から風頭公園の坂本龍馬像へ至る道は歴史探訪路として整備され、「龍馬通り」と名づけられている。
長崎はこんなに坂本龍馬に傾倒していたのだなぁ、と思える。
- 亀山社中跡
- 坂本龍馬が作った日本最初のカンパニーがあった処。今は、資料やら写真やらを展示している。
- 龍馬のブーツ像
- これは秀逸である。何といってもブーツの銅像!「日本最初のブーツ像」ってアンタ…、てな感じである。
うたい文句を紹介しよう。「あなたもブーツをはいて、大きな体験、素敵な眺め」
さて、この道を歩けば長崎が坂の町というよりは、階段の町だということが実感できよう。運動不足の人は覚悟が必要である。
(1997.10.26)
- 風頭公園
- ハタ揚げのメッカ・風頭公園は風頭山のてっぺんに位置する。
従ってここへ行くには、寺町からとにかく上を目指して登れば辿り着くことができる。
「ハタ揚げ広場」と称される場所は小高い丘になっており、長崎市街を一望できる。人がいなければ日向ぼっこに最適である。
ここには唐突に坂本龍馬の銅像が海を眺めてたっている。
(1997.10.26)
→龍馬通り
- カラスミ
- 長崎土産の定番の一つといえましょう。ボラの卵巣の加工した珍味で酒の肴にいける。
たかが珍味の土産物と侮るなかれ。目の玉が飛び出るほど高い。
昔行ったカラスミ屋の店員曰く「値段の差は重さだけよ〜」だそうだが、味の差とか高級品とかないのかしらん?
(1997.11.16)
- 冬の学校
- はっきり言って長崎は寒い。期間は短いが、その間は確かに冬なのだ。
こたつ、ストーブ、ホットカーペット等がない家はないのだ。
なのに、学校には暖房が付いてないのだった。
(1997.11.16)
- 成長する中央分離帯
- その道は日本銀行長崎支店の近くにある。
道の中央には樹木が立ち、当然中央分離帯として機能する。
数百年の後にはこの道は通行不能になるに違いない。
(1997.12.21)
- 長崎シーボルト大学
- 97年11月、只今建築中の長崎県立大学の名称が決定した。
「シーボルト大学」ねぇ…。県立大学初のカタカナ名前なんだそうで。それにしても、なんだかなぁ。
やっぱり愛称は「シー大」でしょうか。
(1997.12.21)
- ハタ
- 長崎特有の凧のことをこういう。変形の菱形をしていなければならず、赤・青・白の三色しか使ってはいけない。
「トリコロール」で「ハタ」とくれば、フランス?!
何故にフランス?
実は出島の形はシャンゼリゼ通の石畳を模したものだったのか?…などと考えることしばし。
何のこたぁない、オランダの国旗もトリコロールなのだった。
(1998.2.7)
- 墓
- 長崎の墓は立派だ。文字や家紋は金で書かれる。そしてとにかく広い。
花火をするためにはどうしても必要なのだ、と人は言う。
花火をするからか座るベンチもあり、広いからか掃除道具入れもある。
「坐って半畳、寝て一畳」というのに、長崎の人は死んだ後に2坪程も要るのである。
(1998.2.7)
- 平和公園
- 平和公園といえば平和祈念像。右手で天を指し左手を水平に伸ばしているあれである。
建造数十年を経て随分脆くなっているらしく、手が落ちる危険性があるとかで修理をしたらしい。
ところで、あの像を「原爆だ(右手)、あっちへ逃げろ(左手)」という風に説明する不謹慎な者がいるとか、いないとか。
(1998.2.7)
- ハタ揚げ大会
- 何かの決起集会みたいだと思ってしまうが、そんな事はない。
(1998.5.17)
→ハタ
- 住みやすさ
- 旅行先で出身地を聞かれる。「長崎です」と答えるとそれへの返答は大概こうである。「まあ、良いところですねえ」。
しかし、人々は現実を知らない。
長崎は公共料金が日本一高い都市に認定されている。土地が狭いから家賃が高い。豊かさ指標だかなんだかだと、必ず下位にランキングされる。特に、賃金の低さは定評がある。
それでも冒頭の言葉には「ええ、そうなんですよ。」と答える私であった。
(1998.11.1)
- 卓袱
- 長崎の宴会料理といえば卓袱。
そして卓袱宴会は「お鰭(おひれ)」という吸い物に始まる。乾杯も挨拶もみーんな後。とにかく「お鰭をどうぞ」と言われたらお鰭を食べる。そして宴会が始まるのである。
長崎で行われる結婚式はフランス料理だろうが何だろうが、最初はお鰭から始まるのである。
(1998.11.1)
- ペーロン
- 関東在住の友人に「ペーロンって知ってる?」と聞いてみた。
友人A:「菊人形みたいなもの」
友人B:「ヘビ?あ、それとも、くじら?」
知名度低すぎるぞ、ペーロン。
(1998.11.3)
- かんころ餅
- サツマイモの加工品。色といい四角く固めた感じといい、一見すると粘土のように見えなくもない。
一口大に切り、焼いて食べるのが美味しい。
(1999.1.10)
- 孔子廟
- グラバー園の近く、長崎の中では西洋風の町並みのあたりに唐突に中国がある。
博物館では、中国の文化の古さを実感できる。A.D./B.C.の他にB.P.ってのがあるのを初めて知りました。
でも、B.P.って何?
入場料:大人525円。
(1999.1.10)
- 崇福寺
- 中国風の建物の禅寺。長崎の人は赤寺とも呼ぶそうだ。
韋駄天と関羽と観音を並べて祭っている。とりとめがないなぁと思ってしまうのは私に知識がないせいだろう。
それにしても、土産物屋で「和風ミサンガ」と張り紙して数珠を売るのはやめて欲しい。
(1999.1.10)
- スタジアム
- (名)【stadium】(一)競技場。(二)野球場。 (三省堂国語辞典第二版(小型版)より)
- ビックNスタジアム(名) 2000年のオールスターゲームが行われる野球場。
- ニュー進学スタジアム(名) 諏訪神社前電停そばの進学塾。
- 手作りスタジアム(名) 賑町電停そばのボタン屋。
(1999.7.4)
- 特急シーボルト
- 1999年3月から走り始めた長崎−佐世保間を結ぶ特急。
この名前を聞いて「それしかないんかい!」と思ったのは私だけではない筈だ。
(1999.7.4)
→シーボルト大学
- 長崎空港
- ここが世界初の海上空港だということはあまり知られていない事実である。ついでに言うと国際空港でもあるのだが、それもあまり知られていないかもしれない。
(2000.5.18)
- 新地
- 新地、それは中華街。
入口の門を見て「おお中国だ」と思い、歩くこと約230歩。そこは出口なのであった。
(2000.5.18)
- 白いかもめ
- 「かもめ」は長崎と博多を結ぶ特急である。で、この度登場した新型車両が「白いかもめ」。
全席本革張りシート、天然木の床、唐突に展示してある「山笠」「どんたく」などの書、怪しく光る出入り口。実に贅沢な造りである。
そんな所にお金をかけるんだったら運賃安くすればいいのに、と思わないでもなかったが、乗り心地がよかったから良しとしよう。
(2000.5.27)
- あぐりの丘
- 広い丘にサイロが建っていて、牛や羊や馬がいる。実にのどかである。山羊に餌をやる時には要注意だ。フンだらけの足でどつかれる。
ヨーロッパの農村をイメージした造りで、売店やレストランや体験教室や花畑やパターゴルフやゴーカートやボートもある。あぐりの丘で作られた地ビールだの石窯で焼いたパンだのが名物らしい。
弁当持って行きたいところだが、どっこい飲食物持ちこみ禁止なのであった。その代わり入場無料で、その代わり何だが乗り物関係の値段が高い。
今は弁当持込OKらしいが、期間限定??
(2001.3.24)
(2001.8.9追記) 少し前から駐車場が有料(1日200円)になりました。代わりに(?)弁当は持ちこみOKだそうな。
- ペンギン水族館
- 2001年4月22日にオープンしました。新水族館。
カタクチイワシがきれいです。タチウオは立って泳いでるし、ペンギンも沢山います。
入場料は500円。過度な期待は禁物です。
(2000.8.9)
→旧水族館
- 花火代
- 長崎の盆といえば、精霊流しと墓参り。どっちにしても花火は不可欠である。
子ども達は「花火代」と称するお小遣いをもらえるのであった。
お年玉のお盆版といったところか。
(2002.9.25)
- 私が気になるお店 2
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- ラフォーレ
- バスで流れる広告が変。
『お〜い、ラフォーレに座布団一枚やっとくれ。
仲見世八番街宝石専門店東京ジュエリー・ラフォーレが今、食べごろです。』
座布団?食べごろ?……本当に宝石屋なのか?
と、思っていたら広告が変わった。
『お疲れ様です。ゆっくり夢でも見ていてください。ラフォーレを枕にして…』
……やっぱり意味不明。
(2002.9.25)